口腔環境を整えることはウイルス・感染症対策にもつながります。小児歯科~インプラント治療まで幅広い治療を行える広島廿日市の歯医者ナタリーデンタルクリニックへご相談ください。
子供は親の遺伝子を受け継ぎ姿形が似るものですが、果たして口臭も遺伝するものなのでしょうか?結論からいうと遺伝はしませんが、口が臭い親の子はやはり臭いというケースが多くなっています。その秘密は「悪い生活・デンタルケア習慣」にあるのです。
親の遺伝子を受け継いだ子供、親子と言うものは必ず似てきます。顔や体格など姿形がそっくりなわが子というものはやはり可愛いものですよね。
しかし遺伝するのは嬉しいことばかりではありません。親やその先祖が持っている悪いものも子供には受け継がれます。たとえばガンなどの病気は遺伝しやすいものとして知られています。代々、闘病生活を送るという家系も決して珍しいことではありません。子供は親の写し鏡、様々なものが受け継がれていくのです。
子供は親からさまざまなものを受け継ぎますが、基本的に口臭は遺伝しません。体質は親と近くなるので生理的なものは似るかもしれませんが、大部分の口臭は病的要因によるものです。たとえば虫歯は遺伝しないのと同じように、口臭も基本的には子供が受け継ぐことはありません。
しかしレアケースとして「魚臭症(ぎょしゅうしょう)」といったものは遺伝することがあります。代謝の異常の病気で、魚が腐ったような体臭・口臭をだしてしまいます。とはいえごくまれなケースであることを理解してください。基本的には口臭は遺伝しない、と思っていただいて問題ありません。
遺伝しないとはいえ「親の口が臭いと子供も臭い」というのは良くあることです。一見、矛盾しているような気がしますが、決してそんなことはありません。
子は親の真似をして育つもの。つまり生活習慣というのは後天的に親から受け継ぐものなのです。ご飯の食べ方や味の好み、ちょっとした仕草などまるで生き写しのように似てきます。それはデンタルケアの面でも同じで、歯みがきをしっかりとしない親だと子供も適当な磨き方になってしまうのです。
似たような悪い生活習慣をお子さんが真似てしまうと、当然口内の健康は損なわれてしまいます。そのため虫歯が多くなり、口臭も出やすくなってしまいます。
幼少時のデンタルケアはとても大切なものです。乳歯から永久歯に生え変わるタイミングというのは特に虫歯・歯周病になりやすくなっています。歯やあごの形が大人の状態に形成される時期は歯列がとても不安定で隙間ができ、その中で菌が増殖しやすくなっています。
小さいうちにしっかりと歯みがき習慣を身に着けさせないと、歯の健康を損なった辛い人生を送ることにもなりかねません。お子さんがいる親御さんは、デンタルケアに注意することをお勧めいたします。
お子さんのためを思うならば、歯医者への定期健診はもちろん歯科医師の指導の下で小さいうちからのデンタルケアを徹底指導することが重要です。また子供は親の写し鏡でありますから、親御さん自身のデンタルケア習慣を正すことも大切になります。
親御さんが正しく歯を磨けていない場合、子供は正しく歯を磨くことができるように育つでしょうか?当院はもちろん歯科医院では歯科医師、歯科衛生士による歯磨きの指導を行っております。
お子さんはもちろん、仕上げ磨きをする場合は、親御さんも一緒に歯磨きの指導を受けていただくのが最適です。
口臭は遺伝しませんが、生活習慣によって受け継がれる可能性はあります。親子そろって歯の健康を守り健康な歯と清々しい息を目指してください。
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